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安倍文殊院のコスモス 2023年|見頃、観光の見どころ、境内図、見学所要時間、アクセス(徒歩、桜井駅からバス、タクシー)、行き方、駐車場【奈良県桜井市】

コスモスが見頃の10月中旬に奈良県安倍文殊院に行ってきました。安倍文殊院とコスモスの見どころを写真でご紹介します。

 

安倍文殊院とは

安倍文殊院は、大化元年(645年)に創建された日本最古に属する寺院です。華厳宗東大寺の別格本山として格式も高く、御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」のことわざでも有名な文殊菩薩で、日本最大(約7m)ある快慶作の国宝です。

安倍文殊院のコスモスの見頃

安倍文殊院のコスモス迷路のコスモスは、例年9月中旬から10月下旬頃まで楽しめます。
コスモス迷路には珍しい種類のコスモスが多数植えられていて、それぞれの開花時期が異なるためすべての花が同時に満開になることはなく、長い期間楽しめるようになっています。

境内図・駐車場

桜井駅からバスで訪れる場合、表山門前に到着し本堂に向かいます。

車の場合、境内に有料駐車場があります。

私はバスで訪れたので、表山門から見どころをご紹介していきます。

安倍文殊院の見どころ

表山門~本堂へ

安倍文殊院の表山門は江戸時代に造られたものです。

門の横に置かれている石は下馬という文字が彫られていて、どんな身分の方でもこの門よりは馬を下りて参拝するようにという意味がありました。

本堂に続く道の両側にはたくさんの石燈籠が並んでいます。薄曇りの日だったので、日中ですが灯りがぼんやりと光って雰囲気があります。

本堂

本堂に到着。立派な建物です。

寛文五年(1665年)に元安倍寺満願寺の本堂として再建された建物が現在の安倍文殊院の本堂になっていて、桜井市指定重要文化財に指定されています。

建物は七間四面の入母屋造りの本瓦葺に加え礼堂が附設していて、更には本堂奥に昭和四十八年に完成した文殊菩薩を安置する大収蔵庫があります。

チケットを購入し、納められている多数の国宝をお参りすることができます。

↓ 納められている国宝寺宝はこちら

寺宝と文化財 | 安倍文殊院

本堂前の休憩所・亀パン

安倍文殊院では、かぼちゃのあんが入った可愛らしい亀の形の亀パンがお土産に人気です。

駐車場横の売店で購入することができます。(売店がお休みのときは本堂で販売)

本堂前の休憩所で食べられるようになっていました。

金閣浮御堂・霊宝館

本堂の次は、文殊池に浮かぶ金閣浮御堂をお参りします。

文殊池の前にはカラフルなコスモスが咲いていて、金閣浮御堂を背景にしたコスモスが鑑賞できます。

池沿いには安倍仲麻呂の歌碑。

また、私は気が付かなかったのですが、並びに「第90代内閣総理大臣安倍晋三」名義で寄進された石燈籠があるようです。

金閣浮御堂・霊宝館は、開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂安倍晴明の御尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物をお祀りしている御堂です。

堂内の六面の壁面には秘仏十二天御尊軸がお祀りされて、季節ごとの寺宝展で順に公開されています。

古来より一生の内に七つの思いがけない災難があると言われていて、金閣浮御堂は「七まいり」という魔除け・方位災難除けを祈願する願掛けの修行場になっています。

「七まいり」では、そうした七難に遭わないために魔除け・方位災難除けの神仏が安置されている御堂の回廊を「おさめ札」を納めながら七回まわります。

橋を渡って左側からまわっていきます。

周りの景色も楽しみながら難がなくなるように願いながらまわります。金閣浮御堂から眺める本堂。

池の向こうのコスモス迷路。

最後に御堂に入って参拝します。

コスモス迷路(花の広場)

花の広場には、9月中旬~10月末頃までは様々な品種のコスモスを使ったコスモス迷路が作成されます。

花の広場は11月中旬~4月末頃まではパンジー8000株を使った干支を描くジャンボ花絵が描かれることでも有名です。

入園証をもらって入ってみます。

入口からすぐに見頃のコスモスでいっぱいです。

八重咲のコスモスやオレンジ、白、黄色など様々なお花が咲いていて楽しめます。

入口の案内では、色々な種類のコスモスがありそれぞれ咲く時期が異なるため満開にはならないと書いていありましたが、全体的に咲いている花が多く綺麗でした。

迷路も無事に完了。子供向けかと思っていましたが大人でも楽しめる迷路でした。

奥の院・白山堂

花の広場の先は奥の院です。

突き当りの白山堂は、室町時代に建立された流造屋根柿葺(こけらぶき)で美しい曲線の唐破風をもった社殿で、国の重要文化財にも指定されています。

人と人を結ぶ良縁成就を祈願します。

御祭神は全国の白山神社に祀られる白山比咩神(しらやまひめのかみ)と同一神である菊理媛神(くくりひめのかみ)で、『日本書紀』によると伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の縁を取り持たれた神様だそうです。

菊理媛の「くくり」は「括る」にもつながり、古来より縁結びの神様としても信仰されていてます。

展望台

少し坂を上っていくと展望台があり、花の広場と金閣浮御堂を上から眺めることができます。

見学所要時間

奈良観光ナビによると見学所要時間は40分です。

安倍文殊院 | 奈良観光ナビ

私は90分ほど滞在しました。

お花の時期やゆっくり見てまわる場合は時間に余裕をもって計画した方がよさそうです。

拝観時間

9時~17時

拝観料

本堂 国宝・文殊菩薩 (参拝記念品のらくがん付) 大人700円、小学生500円

金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札・御守り付) 大人700円、小学生500円

共通参拝 大人1200円、小学生800円

アクセス

JR桜井線、近鉄大阪線「桜井駅」より、

徒歩20分

バス停「安倍文殊院」までバスで7分

タクシーで5分

桜井駅南口にバス乗り場とタクシー乗り場があります。バスは本数が少ないので、タイミングが合わない場合は徒歩またはタクシーをご利用ください。

まとめ

安倍文殊院では秋のコスモス以外にも、桜やつつじ、さつきの花が季節には咲き、秋には紅葉も楽しめます。

歴史ある本堂と国宝、七参りと合わせて季節のお花を鑑賞に訪れてみてください。