先日の利尻島の旅行で「北国グランドホテル<利尻島>」を利用しましたので、宿泊レビューをご紹介します。
今回の旅行では2泊という短い時間で利尻島を観光するため、便利さにこだわってホテルを選びました。結果、「北国グランドホテル<利尻島>」は立地がよく、アクセス・周辺観光・食事・サービスが充実している居心地のいいホテルでした。
アクセス
フェリーターミナルから徒歩15分!
「北国グランドホテル<利尻島>」は、利尻島の鴛泊フェリーターミナルから徒歩約15分と便利な場所にあります。鴛泊フェリーターミナルからは海沿いの道をまっすぐ歩いていきます。空が開けたまっすぐな道を海を眺めながら歩くのは気持ちがいいです。
途中にはコンビニエンスストアのセイコーマートもあるので、お買いものをすませてホテルに向かいましょう。
周辺ではひときわ大きな建物が「北国グランドホテル<利尻島>」です。
7月末にはホテル周辺に紫陽花が咲き誇っていました。
利尻空港からは車で約5分
利尻空港からホテルまでは車で約5分です。車がない場合はバスまたは送迎サービスを利用しましょう。
送迎サービス
フェリーや飛行機の到着時間に合わせて送迎サービスを利用できます。宿泊予約の際に申込みするか電話で確認してみてください。
帰りの送迎はフロントで予約できます。基本的にはフェリーや飛行機に合わせて送迎時間が決まっています。早朝の登山口への送迎も行っているようです。
北国グランドホテルのお部屋
お部屋タイプ
私は今回和室に宿泊しました。洋室タイプのお部屋もあります。和室はチェックインしたときに既にお布団が敷いてありました。
室内
テーブルの上にはお茶セットとお茶菓子が用意してあります。
大きめの冷蔵庫とポットがあります。グラスは冷蔵庫の中に入っていました。冷蔵庫は節電で電源が入っていないため自分で電源を入れます。
扇風機と暖房機器、照明と小さな鏡台がありました。部屋には冷房はありませんが扇風機のみでも快適でした。
アメニティなど
部屋には浴衣、バスタオル、ハンドタオル、アメニティグッズ、ドライヤーが備え付けてあります。アメニティグッズの中身は、歯ブラシセット、ブラシ、ボディスポンジ、コットンと綿棒のセットでした。
バス・トイレ
お部屋にはユニットバスがついています。
ボディソープとリンスインシャンプー、フェイス&ハンドソープが置いてあります。
利尻富士温泉の大浴場
「北国グランドホテル<利尻島>」の大浴場は利尻富士温泉(加温、循環温泉)です。
夜は混雑していましたが、早朝は貸切状態でした。奥は紫陽花が咲く露天風呂になっています。
脱衣所スペースも広々しています。
ドライヤーは3台あり、それぞれ違う種類のドライヤーでした。ポーラのクレンジングウォッシュ、化粧水、乳液、ハンドソープも置いてあります。
夕食が充実!
お食事処は本館7階のレストランでいただきます。この日はお天気がいまいちでしたが、晴れているときは眺望を楽しむことができます。
1日目の夕食
2泊した1日目の夕食です。食前酢にぶどうとミックスベリーの黒酢。お造りは甘エビ、サーモン、真蛸です。
前菜は利尻昆布三升漬け、焼きエビ、合鴨スモークなど豪華です。梅乃宿という甘い梅干しが美味しかったです。
席で温めて作るのは、鮭のちゃんちゃん焼きです。この日のランチでちゃんちゃん焼きのお店に行ったのですがウニ丼を食べてしまいちゃんちゃん焼きまで食べられず食べ損ねていたので、ホテルで名物のちゃんちゃん焼きが食べられるのは嬉しいです。この鮭のちゃんちゃん焼きが絶品でした!
ズワイガニもついています。
ご飯は雲丹の釜飯でした。
北国グランドホテルオリジナルケーキ「こんぶらん」。品数が多く、北海道の食材を使ったお料理はどれも美味しく大満足でした。
2日目の夕食
2日目の食前酒はローズヒップとカシスのりんご酒。先付けに烏賊刺し松前漬け。お刺身はサーモン、北寄貝、ホタテ貝。宗谷産水雲もあります。
前菜は鰈縁側三升漬けや鮭糀漬けなど。煮物は豚の角煮です。
2日目の蟹は毛蟹。毛蟹は間違いなく美味しいです。
この日のお鍋は宗谷産たこしゃぶしゃぶ。たこが食べたことないくらい柔らかくて美味しかった!
ご飯は黒千石大豆と利尻昆布の釜飯。汁物は利尻昆布のふのりです。
デザートは利尻昆布羊羹。2日目も北海道の名物をふんだんに使ったお料理を楽しみました。
お酒
お酒は、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、焼酎、サワーとひととおり揃っています。
1日目は、ビールを飲んだあと利尻昆布梅酒を頼んでみました。
ちょっとしょっぱさがあるような梅酒で美味しかったです。
2日目は白ワインのあとに日本酒。ワインが飲みたい気分だったので海鮮に合わせて白ワインを飲んだのですが、やっぱり日本酒の方がお料理に合うようです。男山の熱燗をいただきました。
朝食も充実!
焼き魚とサラダ、卵焼き、納豆、海苔、漬物など朝食も豪華です。2日目も内容は異なりますが、同じようにお魚など豊富なメニューでした。
湯豆腐はあたためていただきます。2日目のあたためて食べるお料理は、きのこ類のバター焼きでした。
館内設備
ランドリー
別館1階の大浴場隣にランドリーがあります。1台ですが30分ほどで洗濯が終わるのでそこまで不便ではなさそうです。洗濯中はランドリースペースを離れないように注意書きがありました。
洗濯は300円、乾燥機は30分100円です。
売店
本館1階のフロント近くに売店があります。
北海道のお土産は一通りここで揃います。店員さんは商品に詳しく色々教えてくれます。
お食事で出た昆布料理も販売していました。他の場所では見かけなかったじゃがポックルの期間限定ほたて塩味があり、おもわず買ってしまいました。
お店の方のお話では、カルビーでは毎年限定味を販売しているそうですが、毎年この時期になるとメーカー欠品になり始め店舗では新しく仕入れができなくなってくるそうです。「北国グランドホテル<利尻島>」でもほたて塩味は店頭に出ているだけで終わりと言っていました。
インターネットではまだ、じゃがぽっくる ほたて塩味が買えるようですので、興味ある方は見てみてください。
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近隣の情報
バス停
バス停「鴛泊診療所」まではホテルから徒歩2分ほどです。しかも窓付の待合室があるので、暴風雨の中バスを待つことがあったのですが、傘が役に立たないので本当に助かりました。待合室の中には椅子もあります。
ここから、鴛泊フェリーターミナル、沓形フェリーターミナル、利尻空港や島内の観光地へアクセスできます。
写真は2023年4月~9月の時刻表なのであまり参考にならないかもしれませんが、夏のあいだはだいたい2時間~3時間おきくらいにバスが来ます。
最新の時刻表は宗谷バスのHPから確認できます。
※バス停は「鴛泊(おしどまり)診療所」という名前ですが、時刻表には同じ名前のバス停の記載はありません。「鴛泊栄町」の部分を確認してください。
セイコーマート
ホテルから最寄りのセイコーマートまでは徒歩5分ほどです。鴛泊フェリーターミナルへ向かう途中にあります。
夕日ヶ丘展望台
夕日ヶ丘展望台までは徒歩10分弱。展望台から見る夕日は絶景です。
富士野園地
富士野園地まではホテルから徒歩約15分。少し遠いですが、バスで行くこともできます。私は7時53分のバスに乗って行き、一時間富士野園地で過ごして8時57分のバスでホテルに戻ってきました。夕日ヶ丘展望台からは徒歩5分ほどなので合わせて観光することも可能です。
富士野園地は、6月下旬から7月中旬にかけてエゾカンゾウというオレンジ色の可愛らしい花が一面に咲き誇る絶景スポットです。また、天気がよければこの場所から利尻島を綺麗に見ることができます。
ペシ岬
ペシ岬はホテルから徒歩約15分です。鴛泊フェリーターミナルの近くにあるので、旅行の最初や最後に観光するのにもおすすめのスポットです。展望台へ登る坂道ではちょっとした登山気分を味わえます。
姫沼へは「早朝 5:30!姫沼ガイドウォーク」が便利!
姫沼へは車が必要となりますが、送迎つきの利尻はなガイドクラブのツアーで姫沼ガイドウォークに参加するのがおすすめです。姫沼ガイドウォークは、はなガイドさんと一緒に姫沼を一周しながら、木道沿いの植物と姫沼の風景を楽しむことができる素敵なツアーです。早朝の光が差し込む姫沼の瞬間や雨に濡れて輝く植物など自分では見落としてしまいがちな瞬間も教えてもらい姫沼を満喫できました。特別な装備は不要で気軽に参加できるツアーでした。
「北国グランドホテル<利尻島>」ではフロントにお願いして申込みしてもらうことができましたが、リクエスト予約で人数制限があり直前では申込みできない場合があるので、事前に計画できるならネット予約しておくと計画が立てやすく安心です。
おひとりさまに優しい!
まとめ
食事、観光が充実している「北国グランドホテル<利尻島>」は、短い滞在時間で利尻島を満喫するのに便利なホテルです。ホテルの方は感じがよく設備も充実していて過ごしやすいホテルでした。ぜひ、利尻島観光の際には「北国グランドホテル<利尻島>」を利用してみてください!