箱根つたや旅館にキャビンタイプの籠床(かごどこ)プランで宿泊してきました。源泉かけ流しの温泉と充実した設備で大満足のプランでしたので、おすすめポイントと利用した籠床プランの詳細をご紹介します。
「箱根つたや旅館」とは
「箱根つたや旅館」は、日本有数の温泉地「箱根七湯」のひとつである「底倉の湯」の源泉かけ流しの温泉旅館です。宿泊プランは、和洋室の「TATAMI SUPERIOR」、和室と洋室の「STANDARD ROOM」、キャビンタイプの「籠床(かごどこ)」から選べます。
私は今回、キャビンタイプ「籠床(かごどこ)」のお部屋に宿泊したので、籠床プランを中心にご紹介します。
おすすめポイント1:充実した設備
1階
入口から下っていくと1階がフロントになります。
1階には、フロントと客室があります。天井には籠がぶら下がっていてお洒落です。フロント前で靴を脱いでスリッパに履き替えます。
フロント横では飲み物や軽食を販売しています。
出口には自由に使える傘もあって便利です。
籠床(かごどこ)
キャビンタイプの籠床は地下1階と地下2階にあります。地下ですが、渓谷の断崖沿いにあるので、実際は地中ではなく渓谷を眺める見晴らしのいい景色を楽しめます。
私が宿泊したのは、地下2階の桜の間。女性専用のキャビンタイプのお部屋です。入口はカードキーで開けるようになっています。
お部屋の中は左右に12のキャビンがあります。
中は広々していて、木の匂いが感じられる落ち着いた空間です。
キャビンにはバスタオルとハンドタオルが用意してありました。
枕元には電源とライト、金庫と物が置けるスペースがあります。
電源は、コンセントが2つとUSBがひとつ。
金庫はダイヤルを設定するタイプです。
足下にはハンガーとポールがありました。ポールは入浴した後にタオルをかけるのに便利でした。
入口はのれんとロールカーテンが二重になっているので、寝るときや出かけるときはロールカーテンを閉めておけば中が見えないので安心です。
桜の間の入口横には女性専用トイレがありますが、洗面+トイレになっていて、生理用品も常備してありました。
共有スペース
地下2階は共有スペースがあり、キッチンとラウンジエリアになっています。
キッチン
広々したキッチンにはテーブルもあり、夜はこちらでお食事されている方が多かったです。
大きな冷蔵庫とフランパンなど一通りの調理器具と調味料は揃っていました。
電子レンジやトースターなどもあります。
お茶とコーヒーは自由に飲めます。
お猪口やワイングラスもあるので、ボトルで買ってもお酒を飲むのに心配はありません。
ラウンジ
ラウンジエリアの奥は畳になっていてくつろげます。
キッチンの横はソファと椅子になっています。本棚の本は自由に読めます。
漫画は日本語と英語のものがどちらも充実していました。
窓際の席にはコンセントもあり、お仕事での利用にもよさそうです。
おすすめポイント2:源泉かけ流しの温泉
箱根つたや旅館の温泉は、箱根の名湯「底倉の湯」の源泉かけ流しです。温泉は地下3階にあり、内湯と露天風呂それぞれ男女1つずつありました。内湯のみ、夜と朝で男女が入れ替わります。15時~24時、6時~10時が入浴可能時間になっていました。
地下3階には自動販売機も設置。
そこくらの湯(内湯)
内湯のひとつは「そこくらの湯」です。入って右側に広々した脱衣所スペースがあります。
鏡とドライヤーは2個ずつ。奥がランドリーエリアになっています。
入って左側は洗面スペースです。こちらにも鏡とドライヤーが設置してあります。
金庫とウォーターサーバーも設置。
ランドリーエリアは洗濯機と乾燥機があり、洗剤も置いてあります。
アメニティは、フェイスローションとミルクローション。クラシエホームプロダクツの製品でした。
シャワーキャップとヘアゴムもあります。
お風呂場には、クレンジングとフェイスウォッシュ、シャンプー、コンディショナー、ボディソープがありました。
そこくらの湯の浴室は広々して椅子も置いてあり、ゆっくり過ごせるようになっています。洗い場の他にシャワーブースもありました。
やちよの湯(内湯)
やちよの湯は、翌日の男女入れ替え後に入りました。そこくらの湯に比べると小さめですが、充分なスペースです。こちらにも椅子とシャワーブースがあり、同じような設備でした。
脱衣所スペースもそこくらの湯よりは狭いですが、ランドリーやウォーターサーバー、アメニティなどは変わらず充実していました。
露天風呂
露天風呂は、内湯とは繋がっていないので一度内湯を出て服を着てから移動します。
温泉は広々としていますが、洗い場などはないので事前に内湯に入ってから露天風呂へ入ってくださいということでした。
ドライヤーなどはないですが、洗面台はありました。
おすすめポイント3:アメニティ・サービスが充実
無料のアメニティやサービスが充実していますが、さらに有料で使えるアメニティもあります。
無料で使えるアメニティなど(籠床プラン 2023年6月末時点)
スリッパ(入口で履き替え)、バスタオル、ハンドタオル、クレンジング、洗顔、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、化粧水、乳液、シャワーキャップ、ヘアゴム、ウォーターサーバー(お風呂に設置)、加湿器、小型扇風機、ドライヤー、ヘアーアイロン、充電器、変換器、爪切り、耳栓、wifi
有料のアメニティ
館内着(500円)、コーム(50円)、ボディタオル(50円)、かみそり(50円)、フェイスタオル(100円)、バスタオル(200円)
注意点
設備もアメニティも充実していて特に気になる点はなかったのですが、あえて言うなら地下3階の一部でwifiとインターネットが繋がらないことがあります。お風呂エリアなので特に問題はありませんでした。
また、籠床のキャビン内では化粧がしずらいのでお風呂の脱衣スペースで化粧をしたのですが、灯りが暖色なので化粧スペースとしては最適ではなく、お化粧をする場所に少し困りました。
籠床プランには館内着は含まれないので有料で借りるか、着替えを持っていく必要があります。籠床のエリアでは館内着を着ている人は見かけなかったのでほとんどの方が持参されているようでした。
アクセス
バスで行く場合
「神社下」へは、箱根湯本や小田原、近くの箱根登山鉄道の宮ノ下、小涌谷の駅前からも乗車できます。
電車で行く場合
箱根登山鉄道「宮ノ下」駅から徒歩10分ちょっと
宮ノ下駅から歩いて行くこともできます。少し歩きますが、周辺を観光しながら宮ノ下駅から向かうのもおすすめです。
まとめ
箱根つたや旅館の籠床プランは、源泉かけ流しの温泉と充実した旅館の設備を利用でき、リーズナブルに宿泊できるお得なプランでした。初めてキャビンタイプに宿泊したのですが、綺麗で音なども気にならず快適で、箱根に行くなら次もまた利用したいです!
箱根に行く際には、ぜひ箱根つたや旅館の籠床プランを利用してみてください。