
9月中旬になり彼岸花が開花したと聞き、小石川後楽園にやってきました。夏から秋の風景に変わりつつある小石川後楽園を四季折々の過去の風景と合わせて写真でご紹介していきます。
小石川後楽園について

東京都文京区にある小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の初代藩主・徳川頼房(よりふさ)が造園を始め、二代藩主の光圀(水戸黄門)が完成させた由緒ある大名庭園です。中国の「後楽園」にちなんで名付けられ、池を中心にした「回遊式泉水庭園」として、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
小石川後楽園の彼岸花(ヒガンバナ)の見頃

小石川後楽園では、秋には園路沿いや大泉水周辺、花菖蒲田の藤棚下など各所に彼岸花が咲き、園内を鮮やかに彩ります。園内に点在して咲く彼岸花は、歴史ある庭園の風景に自然に溶け込み、とても風情があります。中でも花菖蒲田の藤棚の下では彼岸花が群生して咲き、田園風景を赤く染める様子が評判となっています。
小石川後楽園の彼岸花は、例年9月中旬から10月上旬にかけて見頃を迎えます。彼岸花の花はお彼岸の時期に合わせるように一斉に咲くのが特徴で、小石川後楽園でも赤い花が緑の芝や木々に映え、庭園に秋の彩りを添えてくれます。
通天橋架替準備工事について

小石川後楽園では通天橋架替準備工事が行われていて、通天橋周辺の一部のエリアが通行止めになっています。

こちらは拡大図。彼岸花が咲く藤棚周辺などは通行止めエリアではないので、問題なく鑑賞できました。
通天橋を訪れたときの写真はこちらの記事で紹介しています。
初秋の小石川後楽園を散策!
それでは、彼岸花が咲き始めた小石川後楽園を散策してきましたので、写真でご紹介していきます。9月19日の写真です。
内庭の睡蓮と彼岸花

東門から入り内庭へ。内庭は夏に咲く睡蓮で知られていて、小石川後楽園の見どころのひとつとなっています。

睡蓮は夏が見頃の花ですが、9月中旬でまだ花が残っていました。夕方なので花が閉じていますが、睡蓮の花は午前中に開花するので早い時間であれば残っている睡蓮の開花がまだ見られそうです。

池沿いに開花前の彼岸花が生えています。
木曽川から紅葉林へ

唐門の後ろの延段を進んで紅葉林へ向かいます。木曽川沿いに整備された歩道は歩きやすく、自然を感じることができる気持ちのいい道です。

延段を進むと視界が開けて、右側には大泉水、延段の終わりの紅葉林にたどり着きます。

紅葉林からは大泉水を眺めながらゆったりした時間を過ごすことができます。
大泉水周辺

大泉水沿いを歩きます。

大泉水沿いには彼岸花が点在して生えていて、少しずつ開花が始まっているようです。

丸屋の横にはサルスベリが咲いていました。
花菖蒲田から梅林

花菖蒲田は秋には稲が植えられていて田園風景になります。田園の周りの案山子は柳田小学校のみなさんが作られたものだそうです。真ん中には小石川後楽園を造園した水戸黄門がいます。

花菖蒲田の奥には梅林が続きます。今の時期は梅の木が青々としていますが、春の初めには一面に梅が咲き華やかな風景となります。

梅の木の間でも彼岸花の花が伸びているのを確認できました。
藤棚周辺

梅林から花菖蒲田の方に戻ります。梅林と花菖蒲田の間にはいくつか藤棚があり、こちらは梅林の近くにある八つ橋の隣の藤棚です。

八つ橋の隣の藤棚の下では、彼岸花はまだ数本生え始めたところです。アスパラのような短い丈の緑色の彼岸花が数本生えていました。

次の藤棚へ移動します。

こちらの藤棚は園路から少し離れたところにあり遠くからの観察になりますが、藤棚の横の芝生のスペースにたくさんの彼岸花が生えてきているのが見えました。

ズームすると、数本の花が赤く色づいていて、まもなく開花しそうです。

お隣の藤棚へ。

こちらの藤棚の下では、綺麗に開花している彼岸花が一輪ありました。公式ホームページで見た最初の開花の彼岸花かもしれません。周りにも蕾をつけている彼岸花が何本も生えてきていました。

橋を渡る歩道沿いにも彼岸花が生えてきています。
藤棚の藤の花は4月から5月にかけて見頃となります。
ふたたび大泉水

梅林と藤棚の周りをまわって、大泉水に戻ってきました。

大泉水沿いは花菖蒲田の前あたりでも、緑の中に赤い彼岸花が咲き始めていました。
初秋の小石川後楽園|まとめ
彼岸花が咲き始めた9月中旬の小石川後楽園は、夏と秋の境目を感じられる静かなひとときでした。華やかな紅葉や花が咲く春の季節も魅力ですが、季節の変わり目に訪れると、自然の移ろいをじっくり楽しむことができます。
夏の暑さも落ち着いてきた9月後半、彼岸花の開花に合わせて小石川後楽園の散策がおすすめです。
彼岸花の名所