前日にチケット予約
5月19日(金)、前日にチケットが予約できたので話題の「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」に行ってきました。
予約は、予約画面でリロードするだけで簡単。ディオール展は5月28日までです。とてもよかったので、興味ある方は今からでも予約して行ってみるのをおすすめします。
東京都現代美術館
ディオール展が開催されているのは東京都現代美術館です。バス停「白河」からは徒歩4分。半蔵門線「清澄白河」からは徒歩12分です。
GINZA SIXから展覧会のラッピングを施した特別仕様のシャトルバスの運行もあります。
当日券の状況
予約時間の11時30分に会場に到着。当日券は既に販売終了しています。5月19日は7時46分に当日券が終了しているようです。これから会期終了に向けてさらに終了時間が早まる可能性があります。公式Twitterで当日券の状況が確認できます。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展の当日券(5/19)は7:46現在、開館前の待機列最後尾のお客様で本日分予定枚数をすべて終了しました。何卒ご了承ください。 #Dior #DiorDesignerOfDreams #東京都現代美術館 @DIORJP https://t.co/urHsacB1Vp pic.twitter.com/gRcHn3JGCl
— 東京都現代美術館 (@MOT_art_museum) 2023年5月18日
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」の見どころ
予約している場合、入場口の入口に並びます。少し並んでいますが、数分で入場できました。
ニュールック
最初に「バー」スーツが登場。
ニュールックのセクションです。白黒でもラインが綺麗で華やかです。創業者のクリスチャン・ディオールは、はじめはクチュリエではなく芸術の道を志していたそうです。だから芸術的で美しいドレスが作れるんですね。
引き締まったウエストとふんわり広がるスカートが可愛いです。
ディオールと日本
日本とのつながりがあるドレスが飾られているスペースです。
1953年に帝国ホテルで開催されたファッションショーで披露された作品が飾られていました。
桜を取り入れたドレス。
葛飾北斎の浮世絵をモチーフにしたドレス。
着物っぽいのもありました。日本というよりアジアっぽいけどカラフルで美しい。
クリエイティブディレクターごとの展示
次はクリエイティブディレクターごとの展示スペースです。
クリエイティブディレクターごとに区切られて展示されていて、素人にも分かりやすかったです。
それぞれのクリエイティブディレクターごとの展示。一番下がイヴ・サンローランとクリスチャン・ディオールです。
クリスチャン・ディオールのスペース。後ろの写真の人が着用している様子も素敵です。
こちらもドレスの奥に着用写真。工業デザインを学んだラフ・シモンズの作品です。
スカートのリボンが細かくて繊細です。
こちらのジャケットもクリスチャン・ディオール。
背景の写真が気に入ってたくさん撮影しました。
マリア・グラシツィア・キウイのドレス。こちらも刺繍も細かくて美しい。
マリア・グラシツィア・キウイはメゾンディオールで初めてクリエイティブディレクターに任命された女性です。
他にも素敵なドレスたち。
アトリウムに並ぶドレス
地下2階から1階までの吹き抜けに飾られたドレスは圧巻です。
まずは上から眺めます。
プロジェクションマッピングで次々と映像が映されて見ていて飽きません。
縁取りされて特別感が増します。
下から眺めたところ。
上が鏡になっていて、奥行きがあるように見えます。
近くでみると迫力があります。
トワルのセクション
真っ白な服が並ぶスペース。「トワル」と呼ばれるドレスの試作品です。
壁一面にトワルが並びます。
さっき見たラフ・シモンズのドレス!?
立体的なデザインがすごいです。この状態でも充分着られそう。
布ではなくて折り紙みたいです。
部屋の様子。
カラーパレットのセクション
アクセサリーやミニチュアドレスが飾られたエリアです。ディオールのパレットに並んだ色のうち、ピンクは「幸福と女性を象徴する色」、グレーは「中間色の中で最もエレガントな色」、赤は「生命の色」だそうです。
基調となる色を刺繍入りのドレスとミニチュアのドレスが表現します。ミニチュアドレスはオートクチュールのアトリエが手がけていて、元のドレスを細部まで正確に再現しています。どこを撮影しても可愛らしいです。
ドレスの後ろに飾られているのはマダガスカル人のアーティストのジョエル・アンドリアノメアリソアの作品で、およそ千枚のディオールのスカーフが使われています。
ミス ディオールの庭
ミスディオールの庭では、花と植物をモチーフにしたドレスが飾られています。
天井と壁には、切り絵アーティストの柴田あゆみさんの作品。藤の花のようなレースのような切り絵がセクション全体で見られます。
切り絵とお花モチーフのドレスでドリーミーな空間です。Miss Diorでナタリー・ポートマンが着用したドレスもあります。
鏡に映ったドレスと切り絵も素敵です。
ミスディオールの庭には香水も飾られています。バカラのボトルや特別なコレクションなど。
STARS IN DIOR
こちらのセクションではセレブリティがショーやイベントで着用したドレスが飾られています。
レースのドレスは新木優子、黒いシルクベルベットのロングドレスは中谷美紀が着用しました。
レディ ディオール
壁一面にレディディオールが並べられたセクションです。
ディオールと世界
世界各国の民族衣装っぽいドレスが球体のような空間に並べられています。
背景にプロジェクションマッピング。
個性的なドレスがたくさん。
高木由利子さんの写真
会場には高木由利子さんの写真がたくさん飾られています。高木由利子さんはファッションの仕事に携わったあとに写真家になった方です。
展示の中で、高木由利子さんのインタビューを映像で見ることができます。クリスチャン・ディオールが花が好きで美しい庭園を持っていることから撮影のキーワードのひとつを花にしたそうです。また、シャッター速度を8秒にし最初の4秒は静止、後の4秒に動きを加えて静と動を同時に表現しています。
動きのある写真が美しく、ディオールの作品をさらに楽しむことができました。
まとめ
ディオール展はファッションに詳しくなくてもアート作品として楽しめる展示でした。雰囲気の異なる沢山のセクションで構成されていて、次々と変わる景色に最後までとにかく楽しかったです。見どころ満載で見応えあり、夢のような空間でした。
前日にチケット予約できることもあるので、ぜひ試してみてください。
ディオール展、前日にチケット取れたので行ってきました。噂通り最高でした。 pic.twitter.com/eYeUNXSf15
— 40 yoshino (@40_yoshino) 2023年5月19日