有名建築家による注目アートスポット「白井屋ホテル／SHIROIYA HOTEL」（群馬県前橋市）

年末に群馬県前橋市に帰省した際に、アートスポットとして話題の「SHIROIYA HOTEL／白井屋ホテル（しろいやホテル）」に行ってきました。宿泊はもちろん外観だけでも楽しめる素敵なホテルをご紹介します。

「白井屋ホテル（しろいやホテル）／SHIROIYA HOTEL」とは
イルミネーション
アクセス
駐車場
まとめ

「白井屋ホテル（しろいやホテル）／SHIROIYA HOTEL」とは

①歴史

SHIROIYA HOTELは群馬県前橋市にある世界的なクリエーター達が建築デザインを手掛けた注目のアートホテルです。
もともとは江戸時代から約300年、老舗旅館「白井屋旅館」として営業しており、旧宮内庁御用達であり森鴎外や乃木希典など多くの著名人に利用されてきました。その後、1970年には建て替えとともにホテル業に転換しましたが2008年に廃業。
2014年に前橋市の活性化活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環とし「白井屋ホテル / SHIROIYA HOTEL」としてリノベーションされ、2020年12月に現在の形態に生まれ変わり開業しました。

②建物

「SHIROIYA HOTEL」の建物は、国道50号に面した「ヘリテージタワー」と裏側の「グリーンタワー」の2棟で構成されています。
「ヘリテージタワー」は元旅館スペースを改築したスペースで、かつての老舗旅館のコンクリートの構造を剥き出しにした大胆な吹き抜けが印象的です。

「グリーンタワー」は、前橋のビジョン「めぶく。」を体現し、裏にある馬場川の「土手」をイメージしたエリアです。

③アート

再生プロジェクトの設計を担ったのは、日本を代表する建築家・藤本壮介さんです。
ホテルのポップな看板はローレンス・ウィナーさん、レセプション入口のアートはリアム・ギリックさんのものです。

ホテル内部では、吹き抜けに設置されたレアンドロ・エルリッヒさんの「Lighting Pipes（ライティングパイプ）」や杉本博司さん、ライアン・ガンダーさんなど数多くのアート作品を楽しむことができます。
客室には4つのスペシャルルームがあり、ジャスパー・モリソンさん、ミケーレ・デ・ルッキさん、レアンドロ・エルリッヒさん、藤本壮介さんがそれぞれ手がけているそうです。
全体的にお洒落でホテル全体でアートを体験することができます。

④カフェ・レストラン

1階にはお食事・カフェ利用できるRESTAURANTとLOUNG、BLUE BOTTLE COFFEEが入っています。

・SHIROIYA the RESTAURANT

東京都青山にある「フロリレージュ」のオーナーシェフ川手寛康さんが監修するSHIROIYA HOTELのメインダイニングです。
ランチは12時～14時30分（13時最終入店）で土日祝日のみ営業。ディナーは17時30分～22時（最終入店19時30分）で年中無休。予約制です。
一休レストラン予約のプランがお得になっています。

・SHIROIYA the LOUNGE

白井屋ホテルを象徴する圧巻の吹き抜けの下にあるオールデイダイニングです。時間と共に表情を変えていく吹き抜けとレアンドロ・エルリッヒのインスタレーション「ライティング・パイプ」を眺めながら様々なシーンで利用できるスペースになっています。
モーニングは予約制で7時～10時30分（ラストオーダー9時30分）。ランチ11時30分～15時、ティー15時～17時。
ラウンジも一休からお得なコースが予約可能です。
一休レストラン予約

・BLUE BOTTLE COFFEE（ブルーボトルコーヒー）

裏側のグリーンタワーには、BLUE BOTTLE COFFEEが入っています。年末に訪れたときにはお休みでした。観光の合間にちょっと休憩するのに場所的にもちょうどよく、美味しいコーヒーが飲めるのは嬉しいです。

⑤ベーカリー・パティスリー

グリーンタワーには、ベーカリーとパティスリーも入っています。
パティスリーは青山で注目の「EMME」のオーナーパティシエ延命寺美也がプロデュースしたお店で、群馬県の苺「ひめいやよい」をはじめとした厳選したフルーツを使用した本格的フルーツタルトの専門店です。
パティスリーではホテル内の釜で毎日職人が焼き上げたパンを購入することができます。