三越で「神田明神と神田祭展」開催中
三越では5月10日(水)~22日(月)まで1階のスペースで「神田明神と神田祭展」を開催しています。週末に神田祭を鑑賞しに行ってきましたので、合わせて三越の展示も見てきました。
「神田明神と神田祭展」
展示は三越本店1階の天女像の前のスペースで行われています。
『神田明神創建1300年 三越創業350年ー浮世絵や絵巻で見るー神田明神と神田祭展』と書いてあります。
展示スペースの様子。浮世絵など神田明神や神田祭に関するたくさんの展示がされていました。
女神像との相性もよいです。
フランスの版画家ノエル・ヌエットの「東京 神田明神」。立派な建物と静寂が伝わってくる美しい版画です。
明治17年の「東京神田祭礼之図」。神田明神の大鳥居を進む四基の山車が描かれています。当時のお祭りの様子が伝わってくる絵で前日に見た附け祭の賑やかさが思い出されます。参道の奥には社殿が見え、右側には神田川にかかる万世橋(万代橋)と和洋折衷建築の「為替バンク三井組」が描かれています。
こちらも神田祭を描いた浮世絵。江戸時代の作品です。
巻物は神田明神祭礼絵巻。天・地・人の巻子本3巻で総全長67m32.9cmにおよびます。画家の住吉弘貫が途中で病没してしまったため「人」の巻が未完となっているそうです。
神田祭をベースに祭礼行列が描かれています。
細かく描かれていて、華やかだったり迫力のある山車の様子も見られます。
会場では神田祭の様子の映像も流されていました。展示を見ることで歴史を感じて神田祭をより楽しむことができますが、神田祭を見逃した場合にも雰囲気を味わうことができるのでおすすめです。
「神田明神と神田祭展」は5月22日(月)までです。4年ぶりの神田祭を貴重な浮世絵や絵巻で楽しみましょう!無料で見られますので、ぜひ訪れてみてください。