山形旅行で「文翔館」に行ってきました。「文翔館」はるろうに剣心の映画ロケ地として知られています。歴史が感じられる建物が素晴らしい「文翔館」について、見どころ・アクセス・料金・文翔館内にあるカフェなどをご紹介していきます。
山形県郷土館「文翔館」とは
「文翔館」とは、山形県山形市にある国指定重要文化財「旧県庁舎および県会議事堂」の見学ができる山形県郷土館のことです。
旧県庁舎と県会議事堂は大正5年に完成した英国復興様式レンガ造りの歴史ある建物で、昭和61年から10年に及ぶ修理工事により蘇り、漆喰飾天井やカーテン、壁紙、シャンデリア、絨毯など美しい内装は必見です。
ウェディングの撮影をされている方もいらっしゃいました。映画の撮影でも使われるとても素敵な建物です。
アクセス・料金・開館時間
アクセス
JR山形駅から
・徒歩30分
・山交バス 市役所前駅下車 徒歩1分
・ベニちゃんバス 市役所南口下車 徒歩3分
ベニちゃんバスが本数も多く便利です。
車の場合は文翔館裏の無料駐車場が利用できます。
入館料
無料
受付で申し出れば、無料でボランティアガイドの案内も受けられます。
開館時間
9:00~16:30
過去の撮影実績
2014年 映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」
知事室・中庭が映画撮影の佐藤健さん、江口洋介さんが出演するシーンで使用されました。
2021年 映画「賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット」(賭ケグルイ2)
旧県庁舎が学校の舞台として撮影されていました。
施設の紹介
旧県庁舎
・外観
・中央階段室
入口から立派です。ステンドグラスは当時のものをクリーニングし、波打つように見える窓ガラスは当時のものだそうです。
・正庁
重要な会議で使われた部屋です。内装が特に豪華に作られていて、復元された漆喰天井が美しいので注目です。
・バルコニー
正庁からバルコニーに出られます。タイルは当時の破片から赤と黄色の市松模様が復元されています。昭和22年の昭和天皇行幸の際に天皇がここから県民に手を振られたそうです。
・貴賓室
暖炉と寄木細工は当時のものが残っていて、漆喰天井やシャンデリア、絨毯、カーテンが復元されています。
・知事室
映画るろうに剣心の撮影が行われた部屋です。絨毯は実際にこの部屋で使われていたものをクリーニングして敷き直してあります。
・時計塔
・中庭
中庭でもるろうに剣心の撮影が行われました。赤煉瓦の建物に囲まれた中庭が素敵です。
中庭に入ることができます。
・銀行出納係
昭和初期の様子が再現されています。奥が銀行のカウンターになっています。
カウンター側から。椅子に座って、当時の銀行の気分になってみます。
旧県庁舎から旧県会議事堂へ
旧県庁舎と旧県会議事堂は渡り廊下で結ばれています。
・旧県庁舎から旧県会議事堂を眺めたところ
・渡り廊下
・旧県会議事堂と旧県庁舎を外から
旧県会議事堂
旧県会議事堂の議場ホールでは、現在も演奏会などが開催されます。訪れた日はちょうどコンサートのリハーサルで撮影禁止でしたが、議場ホールもとても美しく、ここでコンサートができるなんて本当にうらやましいです。
・リノリウムの階段
かすかに残されていた当時のリノリウムと製法記録から復元したそうです。
ベージュとハートの手すりがかわいらしかったです。
カフェ「Hongmi Full(ホンミフル)」
旧県庁舎 2Fにある喫茶室(旧耕地整理製図室)がカフェになっています。山形県の季節のフルーツを使ったメニューをレトロな内装のお洒落な空間でいただくことができます。
まとめ
歴史を感じることができる建物でかなり見応えがあります。お庭もすてきでした。無料で入れるので何度でも訪れたいです。
館内では映像で修復工事の様子を見ることができますので、お時間があればぜひ見てみてほしいです。人の手でここまで美しく修復されたということが感慨深く、当時の方に感謝したい気持ちになります。修復箇所の詳細も分かるので、映像を見た後もう一度見学したくなります。
「文翔館」はアクセスもよく大正ロマンを感じられる必ず訪れたい観光スポットでした。
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